スパーリング「納め」

年末になると人は様々な事柄を「納め」たがる。

僕にとって、今日はスパーリング納めだ。

正直、体調が悪くて、顔面蒼白で目の下の紋章を浮かび上がらせながらラウンドを重ねる。

「納め」って、数日後には新年がやってきて「初め」に変わってしまうので、謎の概念だなあと思いつつも、「今年最後」って意識を持つだけで普段以上に頑張れるから不思議だ。ちょっとだけ吐きそうだけど、積極的に上手い人にスパーリングを申し込んだ。

終了後、ロッカールームでアマチュアの試合に詳しい方に色々と教えてもらい「みんなで出ましょうよ」と誘われた。少しだけ濁して答えたものの、、来年はやっぱり、試合なのかなって、そう思った。

スパーリング納めかと思ったけど、月曜も練習に参加することにしたので、納めではなかった。

でも、スティーブ・ジョブズが毎朝鏡を見ながら、今日が人生最後の日だったとしたら..と自分に問うように。

納めを意識するだけで、いつも以上に頑張れたのだから、納めには、毎日が最後みたいなジョブズ的効果があると思いました。

いつの時代に誰が「納め」の文化を浸透させたのかはわからないが、昔から続く文化には何かしらの意味があるんだなと考えさせられた。

月曜も頑張ります。