サンダーキャットパーカーFOREVER

服が死ぬ瞬間って悲しいですね。

破れたとか、汚いとか、色あせたとか、そういうんじゃなくて、着ようかなと思った時に「あ、死んでる」って思います。

ウチの親なら「なんで捨てちゃうの?」って言うくらい、まだ着れる範疇の劣化具合だけど、持ち主が死んだって思ったら、もう死んでいて、服の名誉のためにも無理して日の目を見させないほうがいい。成仏させたほうがいい。そういう判断になります。

老けてしまったけど、全盛期のままスタイルを変えない歌姫やタレントさんに対して「劣化」という言葉を使ってしまうように、もう役割を終えた服は、良い思い出のまま別れを告げよう。さようなら、青紫色のサンダーキャットのパーカー。FOREVER。

どこに行っても、称賛されたり、どこで買えるの?と言われたり、声かけていただいたり、大人気だったサンダーキャットパーカーくん