一晩経って、おもむろにベッドから出て、立ち上がってみる。歩けばタマが股に当たり少し痛い。良くも悪くもなっていない感じだ。
昨晩に引き続き、タマの腫れについて検索してみる。タマの腫れを検索してもらえるとわかると思うが、非常に恐ろしいことが書かれている。
もしタマが割れていたら、24時間以内に処置をしないと摘出だとか、タマが捻れていたら(そういう症例があるらしい)6〜12時間で壊死するだとか..。
僕の場合、ぶっちゃけそんなに痛くないし、明らかに腫れも軽いのだが、敢えて恐怖の情報をインプットすることで、最悪を想定して、病院へのモチベーションを上げる。
その前に、タマが腫れた経緯を書いてなかったので、書いておく。
MMAの練習中に、四つん這いになった相手をひっくり返して、バックを取る練習をしていた時、ひっくり返した瞬間に、上になったSさんの重みで、僕の股間に装着されたファールカップが左鼠蹊部を圧迫した。
「いたたたた!」
と、その時は笑いながら、じゃれあっていたのだが、練習が終わるとみるみる鼠蹊部が痛みだした。そして気づけば、左タマが腫れていたという感じだった。
病院に着き、先生に伝える。
タマを色々な角度からニギニギと触診していただく。わりと大胆に握ってくるから、痛え。
結論としては、左鼠径リンパ管?がファールカップの角で圧迫され、損傷し、おそらく軽い内出血か、水がタマに流れ込んでいるとのことだった。
やはりそれほど重い症状ではないという事だった。ホッと一安心。
局部周辺を怪我すると、大変だなと思ったのが、病院の受付の方や、処方箋の薬剤師の方に、症状を伝えるのが恥ずかしいという事だ。
なぜか、受付や薬剤師の方の大半は女性で、そのような方々に「格闘技をやっていて、タマが腫れたんです」と言うのは少々恥ずかしい。
今日の薬剤師の方も、根掘り葉掘り質問してくるので、めんどくさくなって「シンプルにタマが腫れました」と言った。他のお客さん達にも聞かれただろう。まあ別に良いんだ。
格闘技をやっていると、本当に色々なことが起こる。病院へ行ったのも何度目の事だろうか..強くなるって大変だ。