地獄の日々を越えて

約2週間ぶりにジムに復帰した。この2週間は非常に苦しく、怪我について考えさせられた期間だった。

前回の記事の後の、僕の◯タマの経過を説明する。

病院では軽症だと診断されたため、甘く見ていた。

1日が経過し、2日が経過してもタマの腫れは全く良くならなかった。それどころか、3日、4日と経過する中で痛みは日に日に悪化していった。

5日目になり、会社へ行くことすらできないくらいの痛みとなり(ちょうどこの頃、家のWi-Fiが何故か繋がらなくなり、リモートワークができず出社していた..)、たまらず病院へ行くが、先生は呑気で「腫れてるねー2週間くらいみようか、薬も追加で処方します」と僕のタマをニギニギして終了だった。

僕は、もしかしたら重症なのかもしれない。

あの先生は、それを見抜けていないのかもしれない..と、セカンドオピニオンを探し始めた。

この時期は何をやっても楽しくなかった。むしろ些細な動きもできず、寝返りも打てず、歩けずで、何もする気力がなかった。

7日が経った頃、ある事を試し始めた。タマを可能な限り、極力動かさない作戦だ。だいぶ今更感があるが、、基本に立ち返る事にしたのだ。(思えば、無理して歩いたり、自転車乗ったりしてたのが悪かったのかもしれない)

無駄な歩行はしない。

歩かざるを得ない時は、タマが動かないように、股に触れないように、そーっと、ガニ股で一歩一歩あるく。実際、普段片道徒歩3分のコンビニを、片道12分ほどかけて不審者のように一歩ずつ歩いた。

座る時も寝る時もタマのポジションを最優先に配慮した。

それ以外はとにかく動かない。タマを刺激しない事を心がけた。

この作戦の背景は、例えばナイフで刺されたとしたら、動いたら傷口が開いてしまうので安静にするように、僕のタマも内出血が起きているということだったので、傷が治癒するまで一才動かないことにしたのだ(今更あたりまえすぎる、、)

この作戦が功を奏したのか、7日目から軽い改善が見られた。8日目はさらなる改善が見られ、コンビニは8分ほどで行けるようになった。

9日目も改善。日に日に回復し、通常時に近い歩行が可能となった。

10日も経つ頃にはだいぶ回復し、やっと腫れていたタマのサイズが戻り始めた。痛みもだいぶ引いたが、歩行時にタマが少しでも揺れて、股に軽く当たる時と、しゃがんだ時などタマを軽く圧迫される時は嫌な痛みは残った。

11日目やっと些細な痛みも薄れていき、12日目で日常生活をする上で全く問題がなくなった。タマもほぼほぼ通常サイズに戻った。

自由に動ける喜びでいっぱいになり、僕がいつも特訓している西郷山公園まで走りに行き、階段ダッシュを3往復し、シャドーボクシングもやった。ぶっちゃけ運動によりタマが上下するとまだ痛い、、が、体感的には大丈夫な感じがしたので、きっちりトレーニングをして、鈍った身体に喝を入れた。

そして、13日目。満を辞してジムに復帰した。

事情を知っていた仲間たちに温かく迎えられ、心から楽しみながら、格闘技を再開することができた。

この約2週間、本当に辛くて地獄の生活だったけど、みんなに「やっと復帰ですね!」と笑顔で声をかけられて、苦しさが本当に吹き飛んだ。めちゃくちゃ楽しかった。

改めて、ジムは自分にとって大切な場所だと実感することができた。

P.S. 僕のタマ腫れの原因の一つである、Sさんは数日前に強烈なローブローを貰って、いま苦しんでいるらしい..次は誰がタマを痛めるか、、みんなで噂している。