2022年の振り返り

2022年は仕事に熱狂した年だった。ハマっていた趣味の格闘技も辞めて仕事に集中した。

担当していたサービスについて、毎日仲間たちとアイデアを出し合っては、即実行を繰り返した。オンオフ関係なく、関わっていたメンバー全員が毎日そのことばかりを考えて、脳内のシェアは仕事で埋め尽くされていた。

メンバーのいーさんは、サービスにハマりすぎてお洒落なデザイナーズ物件に引越したほどだった。

毎日、歓喜と絶望が交互に押し寄せてきて、楽しくて苦しくてどうにかなってしまいそうな、、これぞスタートアップという感じのモメンタムに満ちた、熱狂の渦の中で過ごしていたんだと、今となって気づく(スタートアップとかモメンタムとかそういう言葉好きじゃないけど)。

その甲斐もあってサービスは、順調ではないが着実に伸びていった。

インテリア・モノ界隈でインフルエンサー的に人気のユーザーさんが利用してくれているのを観測する度に、メンバー全員で歓喜した。

そんな時、喜びに興奮した僕は決まって、意味もなく目黒川沿いを1時間以上ねり歩いた。そうでもしなければ平静を保てないくらい嬉しくて、興奮して、全開だったアドレナリンをどうにかして落ち着けた。おそらく数メートルに一回ガッツポーズをしたり、「よし!よしよし!」とか声を上げたり、不審者寸前だったと思う。

メンバーのいのっちさんがオフィスで歓喜の舞を踊っていたのを何度か見た。(P.S. いのっちさん、最近YouTubeを始めたのでご覧いただけると幸いです。)

今思えば笑ってしまうけど、ほんとアドレナリンが全開になった時、人は何かをせずにはいられないという現実を身をもって体感したし、サービスを伸ばす過程ってのは何事にも代えがたい楽しさがあることを身を持って知ることができた。

そんな熱狂もある日突然、終りを迎えることとなる。

詳しい内容は書けないので端折るけど、正直、深く傷つき、心にぽっかりと大きな穴が空いた。

まぁでも今思えば、本当に良い経験だったし、自分の人生を熟考する良いターニングポイントとなった。ぽっかりと空いた穴は、新しい出会いがほぼほぼ埋めてくれた。

とにかく今は次の目標が見つかったので、2023年はこの時以上に仕事を頑張ろうと思う。

ある企業の社長に「川上さんは、ほんと苦労人だよね」と言われ、言われた瞬間はピンと来なかったのだけど(めっちゃ恵まれてきたと思ってたから)、いま振り返れば、人よりも沢山失敗をしてきたし、なんでそっち行っちゃうの?という道を選択してきたと思う。そういう意味ではだいぶ苦労人なのかもしれない。もっと効率よく稼いだり、幸せになれそうな道はあったけど、いつもいちいち逆を選んできた。でも、それが自分だし、何よりも失敗こそが意味のある経験だと思っているので、今の自分は結構強い気がしている。

書きたいことが止まらないので、これくらいにしておく。今年は飛躍しそうな予感がする。