Road to MMA

以前のブログにキックボクシングを始めたことを書いたが、その流れで念願のMMAの練習にも参加するにした。

MMAとは「Mixed Martial Arts」の略称で、いわゆる総合格闘技のことだ。打撃あり、レスリングあり、寝技ありの、急所への攻撃や、目潰しなどを除けば、基本的には何でもありの格闘技のことである。ルール制限の少なさから、MMAの中でも最も重い階級である、ヘビー級のチャンピオンが人類最強と称されたりもする。

「総合格闘技」と聞くと、あまり知らない人からすれば、マウントポジションで殴りまくって血が飛び散る..野蛮な印象を持つ人もいるかもしれない。または、マッチョな男同士が寝っ転がりながら組みついて、じわじわ地味〜に動いてるだけの退屈な競技だと思ってる人もいるだろう。どちらにせよ過激だし、寝技や組技を理解するのは敷居が高いため(僕もぶっちゃけあまり理解していないまま観ています..)、立ち技格闘技(ボクシング、K-1、キックボクシング)などと比べると、取っつきにくいのかもしれない。

(ちなみに「総合格闘技」という呼び方は、最近だと死語になりつつある。「MMA」という呼び名が世界の共通言語だ)

しかし、MMAというのは、Mixed Martial(= 武)Arts(= 芸)というだけあって、個人的には、非常にアート色の強いクリエイティブな競技だと思っている。

クリエイティブとか言われてもピンとこないと思うが、立ち技(ボクシング、キックボクシング、ムエタイ、空手..他)と組技(レスリング、グラップリング..他)と寝技(柔術..他)を高度に融合させた競技のため、強くなるためには長い年月を要するし、クリエイティブな戦いをしなければ勝てないといったほうが正しいかもしれない。

さらに、海外のMMAファイターはイケメン揃いだし、私生活もぶっ飛んでいたり、とにかく魅力的でセンスの良い人物が多い。

中でも、バンタム級無敗の超新星ショーン・オマリーや、世界的スーパースターのコナー・マクレガー(2020年の試合では、40秒で相手選手をKO。その時のファイトマネーはなんと約88億円)はわかりやすくクールガイだ。パッと見でショーン・オマリーの風貌は、クールなミュージシャン(ルイス・コールぽい)かDJにしか見えないし、マクレガーはハリウッド俳優にいてもおかしくない雰囲気をまとっている。また、日本人ファイターも人気の朝倉兄弟や、矢地祐介、佐々木憂流迦など..、実力と生き方とファッションセンスを兼ね備えたファイター達が実はたくさんいる(余談だが、矢地祐介に至っては、人気女優の川○春奈と付き合っているらしい..モテモテやん..)。日本でもMMAファイターの価値は確実に高まっている印象だ。

ショーン・オマリー

と、長々と書いてしまったが、、とにかくMMAという競技はクリエイティブでアート性の高い活動だということを主張しておきたいし、この記事を読んでくれた方にも、是非一度はRIZINや、UFCなどのイケてるMMAの世界を体験していただきたい。

MMAのキラキラしている面だけをガーッとノリで書いてしまったが..とにもかくにも僕は、MMAの練習に参加し始めた。堂々と「MMAをやってるぜ!」なんて口が裂けても言えない、初心者にも満たないレベルですがね..><(だからこうして、ほぼ誰も読まないブログでイキらせていただいているのだ!)

今日はMMAのマススパーなどをやったが、めちゃくちゃおもしろかった。スパーリングってキックボクシング、MMA問わず、やってみると想像以上に面白い。それについては別の記事で詳しく言語化してみようと思っている。

練習終わりに、インストラクターの方に、「試合出ようとしてるんすか?結構な頻度で来てますよね?」と聞かれて、試合に出るという選択肢もある事を知ってめちゃくちゃ興奮した。

ただただ、健康のために始めた運動だったが、やっているうちに、どうせなら好きな競技に挑戦し、上達しながら運動をしたい!そう思って始めた格闘技が、ほんの少〜〜しだけ試合に出てみたいという気持ちへと発展した。

行動を起こすと、新しい世界が見えて、思考はどんどん大きく成長していく。その結果、以前よりも大きいことが出来るようになってくる。

Wikipediaに僕のページがあったとしたら、その中に「戦績」という項目があっても良いかもしれない。そう思えただけでも、始める前よりも成長を実感できている。

このまま少なくとも1年間はキックボクシングとMMAを継続していこうと思う。1年後に見える景色はどんな感じだろう。今から楽しみだ。